どこかの誰かの秘密基地

このブログはどうせフィクションです

なさけない

「とりあえず大学入りました」とか、そんなことを言うつもりはない。中学時代から決めていたところに推薦で滑り込み、それなりの生活をさせてもらい、いい人に恵まれ、楽しいと思うことだって見つけている。

それでも積もるものがあるんだから私はわがままだ。

 

 

 

 

 

 

物を書く人間に病んでないやつはいないって友人は言っていたけど、今年の夏の結晶である私たちの本には、病んでる人間が書いたとは思えないほど清涼な文章ばかりが並んでいる。まぁ何人か人は死んでいるけど。

天使が書いた『愛されキャラになれるなら死んでもいい』という一文が、私の頭を黒いもので染めている。自分がいかに微笑ましいと思われているか全く知らないのだ。せめて彼女にあざとさがあれば、少しはこの黒いものも軽くなったんだろうか。

…いや、あざとくても可愛いわ。うん。

 

 

 

 

 

 

 

何をこんなに悩んでいるんだろう、と思う。他人事みたいに自分のことを語るのは私の癖だが、年々それがひどくなっている。他人事が過ぎて根本にある原因を見失った。うわべだけならすぐに取り出してネタにするが、奥の方にあるものはもう誰にも分からない。

手がつけられなくなって放置して、また次の問題が溜まっていって、重さで心が歪む。それを続けてかれこれ6年。こんなにも歪んだ19歳が生まれました。嫁にしなくても構わないから、そばにいてください。私に人肌という名の麻薬をください。ビッチなのは分かってる。

 

 

 

 

 

 

そう簡単に麻薬が手に入るはずもないから、今日も情けない声をあげて生きていくんだろうな。きっと。