どこかの誰かの秘密基地

このブログはどうせフィクションです

サンタクロース

「まだ発送してねぇのかメロンブックス」とぶつぶつ言い続け早3日、先ほど犬君雀先輩のデビュー作を読み終わった。 ネタバレはしない。というより、私の現状の語彙力でネタバレするのも構わなくなってしまうと、せっかくの作品に泥以下の何かを塗りそうなの…

病床に臥して

もう書くこともないだろうと思っていた。 コロナというのは恐ろしい。ヒトの何もかもを壊してしまう。正直私はこのまま皆滅んでしまえと心から思う。 ようやく人々は、「生きることが辛い」と実感しだした。 休学し書かなくなってから、私はいろいろと変わっ…

もう絶対に会わないと思っていた人と会うことになった。いや、会っても避けようと思っていたと言う方が正しい。 連絡を貰ったのは昨日。もう臆する必要もないと思うので言ってしまおう。ちょうどそのとき歳時記を買おうと外に出る準備をしていたが、体調がそ…

アイソレーション

面白さとか関係なく明るいことを書こうと思った。既にいま動悸が起こっているので暗雲が立ち込めているが、気分を上げようと仮タイトルを推しの名前にしたのでこのまま乗り切る。…何と戦ってるんだ私は ダンスが好きだ。観るのもやるのも楽しい。幼稚園のお…

無いものねだり

人は誰しも何かに頼って生きていかなきゃいけない。頼るものは各々違うが、私の場合は「他人」である。家族や友人はもちろん、推しだって「他人」だ。身近な人に全く本音を話せなかった中学・高校時代、異常なほど推しに依存した。もはや自分のアイデンティ…

思い出

何も知らなければ随分楽だったのだろう。普通の大学に進学して、何も変わらない日々を過ごし、インカレに誘われる美人の同級生を横目に帰るような、吐き気がする毎日を文句言わずに過ごしていれば。 全部無ければ良かったのだ。 芝生の上を舞うシャボン玉も …

犯人探し

「誰のせいでこうなったのか」なんて言うつもりもなかったけれど、ためらっている場合ではなくなってしまった。現に私は昨日大学の関係者のLINEをほとんどブロックし、今日もただ寝て起きてまた寝るの繰り返しだ。 私がこうなる引き金となったのは、とある友…

のろま

小学校の頃、使っていた筆箱にマジックペンで落書きされた。隣に座っていた男子が授業中にやったことだ。それが母に見つかった。何度説明しても聞き入れてくれず、私は「自分の筆箱に落書きをするふざけた子ども」になった。 日頃の行いが悪かったのだ。周り…

諦めないのが悪かった。もう誰にも頼らず、1人で生きて、1人で死ぬ覚悟を決めていれば誰も傷つけなかった。単純な話だ。 どこかで分かってはいたのだ。好きだった彼の今までの行動は私だけに向けられていないこと。よく話す男友達が話を聞いてくれるのは、…

いくじなし

今や病んだときの隠れ家になってしまった学食2階、いつものカウンター席に荷物を置き、1杯80円のココアを目当てに自販機へ向かった。 ココアが出てくるまで窓の外を眺めようと視線を動かすと、「体調が悪いので今日の授業休みます」と言っていたはずの同級生…

社会的自殺

本当に私は性格が悪い。ちょっと痛いところ突かれたくらいでSNSにぶちまけて、年上に気を遣わせて、リプする気力もなく❤を押して、懲りもせずブログにぶちまける。 まぁ、ここはそういう所にしたかったから、許して。全力で開き直るから。嫌なら帰って、私を…

なさけない

「とりあえず大学入りました」とか、そんなことを言うつもりはない。中学時代から決めていたところに推薦で滑り込み、それなりの生活をさせてもらい、いい人に恵まれ、楽しいと思うことだって見つけている。 それでも積もるものがあるんだから私はわがままだ…