どこかの誰かの秘密基地

このブログはどうせフィクションです

犯人探し

「誰のせいでこうなったのか」なんて言うつもりもなかったけれど、ためらっている場合ではなくなってしまった。現に私は昨日大学の関係者のLINEをほとんどブロックし、今日もただ寝て起きてまた寝るの繰り返しだ。



私がこうなる引き金となったのは、とある友人からのLINEだった。
「私は1人で生きる」
悩むことが多いその子に、それだけは絶対に言わせまいと思っていた。彼女の虫の居所が悪かったのだと言い聞かせる余裕もなく1人で泣いた。彼女と共通の友人に電話をかけ、こんなつもりじゃなかったと言い訳をし、コードで首を絞めた。気絶同然で眠った。初めて仮病でバイトを休んだのはその翌日、4月6日のことである。
思えば、あの時切っておけばここまで拗れることもなかったのかもしれない。



彼女は「サークルに自分の居場所がない」と言っていた。6日の時点でそれは杞憂だったが、どうやら今はそうでもないらしい。むしろ排斥する動きすらあるようで、未成年である彼女にビール瓶を2本飲ます暴挙も起きた。書かずとも分かるだろうが、これは立派な犯罪である。



しかし彼女はサークルを辞めようとしない。「悪者になったままで抜けたくない」というのだ。
正直に言おう。そんな場所で自らの体裁を保とうとする方が間違っているし、保てたところで何になる?未成年に無理やり酒を飲ますような場所で得られるのが正当なものであるはずがない。身も心もボロボロになった今の状況で、ハリボテに等しいものを得ようとする神経が理解できない。



これは私の感受性の問題だが、他人が犯罪に巻き込まれるさまを見てここまで体調を崩すとは思わなかった。彼女と共通の友人もストレスからくる症状で苦しんでいるようだ。
しかし彼女は辞めようとしない。
だからもう諦める。
これ以上付き合っていても何も変わらない。
自分勝手だと思うが、正直今の状況では互いにとってデメリットしかない。
彼女が悪いとは微塵も思わないが、だからといって私が悪いとも思えないのだ。
さよなら。私も1人で生きます。